サルタリィ・ベンは、競走馬飼料・競走馬サプリメントを通して丈夫な馬づくりを応援しています。
競走馬飼料として多用されているゼラチン、コラーゲンとアミノ酸の補給を目的とした純品100%タイプゼラチンは、予防医学の素材としても重要な物質です。
運動器(蹄・骨・関節など)の健康に!若馬の成長に!胃腸の健康・疲労回復に!




おわりに
病理学を学び知ることは、競走馬に多発する運動器病、呼吸・循環器病、消化器病等の病の本態を解明することになり、病気の治療法はもちろんのこと、予防指針(早期発見)を得ることにつらなる。
病気とは、体のある部分が正常に働いていないために臨床症状を現すことである。その体内の異常症状がどのように起こっているのかについて、病変の起こり初めから継続的経過を追及する学問が病理学(含む病理発生)である。
本書は、高価なウマ達が重度な病気にならないようにする事(予防)に主眼を置いて、競走馬に多発する運動器疾患の病理所見を症例・疾病ごとに、アトラス的に掲載してきた。競走馬はナーバスで言葉での表現力のできない動物であることから、ウマに関係する者は日頃からウマの解剖学・生理学的な知識をしっかり持つことである。言ってみれば、ウマに接する者は、病理学で病気の実態を知り、しかも日常のウマの行動を観察し、自分が常に心身ともに健康な(心・技・体)状態であることが肝要である。 強くて丈夫なウマづくりに最も必要なヒトは、馬体の骨格を成す骨(屋台骨)を知り、バランスのとれた栄養給与、そして成長・発達に合った運動を負荷させ、個々のウマの全能力を発揮させるために努力する者である。
JRA競走馬総合研究所では、現在までのウマに関する多くの著書の出版や研究実績の中で最近「馬の医学書」を出版したが、誌面の都合で運動器疾患の病理学的な内容に乏しいものになってしまった。そこで著者は、走るために生まれてきたサラブレッドの運動器病の病理学を生涯にかけて調査・研究してきた専門的な立場から浅学・非才を承知で本書にその内容を関係各位の協力により記述・出版することができた。
ここに記載した内容の多くは、著者が各種学会・研究会等で発表してきた内容(含む誌上未発表資料)、経験や各種書物で学んできた事柄を元に纏め上げたものである。また、著者が大学、馬関係団体等で講演してきた内容についても含んでいる。
最近、DNAや分子生物学が主流の学問体系のなかで、敢えてクラシックな病理学のアトラスを出版したのは、病気を解明するために必要な基本的な学問であり、しかもウマ関係者が運動器病の予防を配慮した飼養管理を行うにどうしても理解しておくべき事柄・知識であると考えたからである。
このアトラスが基盤となり、わが国の内国産馬が海外の国際レベルでのレースで活躍するトップレベルの競走馬の層を厚くするための清書として、しかも「強くて健康な馬づくり」の参考書になる事を期待して止まない。